公開: 2023-12-28バックリンク 3
新株予約権付社債
新株予約権付社債は、普通社債に社債発行会社の株式を引き受けることができる新株予約権(ワラント)を組み合わせた投資形態である。新株予約権付社債は、社債とワラント(新株予約権)を別々に分離して取引できる分離型と、分離取引が不可能な非分離型に分けられる。一見すると転換社債と似ているが、転換社債は転換権を行使すると社債が消滅して株式に転換されるのに対し、新株予約権付社債は新株予約権を行使しても社債が消滅しないという違いがある。また、追加の払込なしに新株へ転換可能な転換社債と異なり、新株予約権付社債はワラントを行使すると新株引受資金を追加で払い込む必要がある。そして新株予約権付社債のワラントは、あえて行使せずワラント自体を市場で取引できるという特徴がある。
では、新株予約権付社債の発行が発行会社の財務諸表にどのような影響を与えるか見てみよう。
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新株予約権付社債の発行時点:新株予約権付社債は社債と株式の性格を同時に持つため、新株予約権付社債を発行すると資産(投資金)、負債(社債部分)と資本(新株予約権の対価)がすべて増加する。
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利息支払時点:利息を支払うため資産が減少し、負債が増加する。
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ワラント行使時点:新株引受のための追加投資金が払い込まれるため、資産と資本が増加する。ただし、転換社債とは異なり社債は消滅しない。
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満期償還時点:社債を現金で償還するため、資産と負債が減少する。
| 区分 | 資産 | 負債 | 資本 |
|---|---|---|---|
| 新株予約権付社債の発行時点 | 増加 | 増加 | 増加 |
| 利息支払時点 | 減少 | 増加 | 減少 |
| ワラント行使時点 | 増加 | 減少 | 増加 |
| 満期償還時点 | 減少 | 減少 | - |