公開: 2022-11-17バックリンク 5
開かれた社会論
ポパーの開かれた社会論とは、簡単に言えば全体主義を容赦なく批判し、自由民主主義社会を擁護した内容である。人間の理性は不完全であるため、どれほど優れて聡明な人物の主張であっても間違うことがあり得るというのである。また、このように目標が明確で不変である場合、目標の達成は急進的で盲目的なものへと変わり、目標に同意しない人々や目標を達成する過程で被害を受ける人々が排除され、ひどい場合には粛清され得るとポパーは警告する。したがって、内・外部との絶え間ない理性的な対話と討論を通じて社会の目標を継続的に点検すると同時に、漸進的に社会を変化させなければならないと主張する。それが可能な社会が開かれた社会である。